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2014.02.12

ハートに触れるものつれづれ

フランスから帰ったのは、7日のことでした。

それから5日間経って、なにごともなかったかのように過ごしています。時差ぼけもほとんどなく、眠くなるのが二時間くらい遅いだけで、あっけないほどの日常です。

今回のフランス行きには、実はとってもシリアスなプレッシャーが掛かっていました。というのは、航空券もホテル代もすでに全額をネットで支払い済み、キャンセルによる返金が効かないno refundだったからです。ホテル代まで支払ったことは今までありませんでしたが、たまたま毎日ルームレートを見ていると、絶好のタイミングがあったからでした。でも、もう、こんな方法は今回だけでやめようと思います(笑)

機内ではCAさんとギャレーでお話しましたが、みなさんも、ノロが流行ったりインフルエンザが流行ったりしているなか、フライトが近づくと、どきどきされたそうです。もし機内でノロが発症したらどうなるのでしょうと、冗談でもなく、話し込んでいました(笑)

これは雑談なのですけれど、今回の旅でメインだった美術館群、オルセーはともかくとして、6日の朝に書いていた、フランス国立クリュニー中世美術館のことを少し思い出しました。

この美術館は、どちらかと言うと海外からの観光客にはメジャーではなくて、日本の旅行会社の旅程にはあまり入っていないのではと思います。でも、友人は私のflickrを見たり話しもしていて、どんなものに関心があるのかをよく知っているのでここを選び、さらにコンシェルジュリーを続けました。両方とも、フランス革命に関係しています。また、私がクリスチャンであることも関係しています。フランス人にとっては、ハートの奥深くにしっかりと根を降ろしているような存在の美術館です。

さらに、所蔵している《貴婦人と一角獣》という6枚の大きな織物は、門外不出と言われながらも、アメリカのメトロポリタン美術館のつぎに、昨夏、東京の国立新美術館に来ていました。その間にクリュニーでは改装をしていたのだと思いますけれど、なにしろ私は、このタペストリーのような華やかな展示物にはあまり興味がなくて(ごめんなさい)、クリュニーでは、まったく違う、中世のキリスト教にまつわる彫像や建築にだけ興味を示していました。あまりに見とれてしまって、写真を撮り忘れていたくらいです。

さらにを繰り返すと、帰国後調べたところ、ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープが共演した映画「アフリカの果て」の本の表紙に、このタペストリーの一部が使われていました。いろいろなことがリンクして来るのがネットの面白いところですけれど、関心がないひとには関心がない(笑)、また面白いものです。

このタペストリーの部屋に来た頃には、ドイツ語のガイドさんが団体さんに説明をしていました。一人だったら、もっと真面目に観ていたかも知れません。きょうのdiaryも、関心がないかたには申しわけないのですけれど、私自身が忘れないうちに書いておきたいと思いました。

フランスの美術は生活に身近に存在していて、オルセーもどこも、展示作品は、手に触れようと思えば出来そうな、その距離10cmくらいのところにさりげなくロープを張っているだけです。その、展示やライティングや保存にかけるキュレーター(学芸員)の工夫やコンセプト、国の努力は、どれほどのものでしょう。

きょうは、大粒のクリソプレーズを使ったネックレスを作っていました。掌にたしかな感触の大粒の天然石も、また素敵だと思います。そして、やっぱり私は石が好きなのだと、あらためて思っています。きっと、写真よりも立体のほうが、ずっと好きです。

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