2014.06.15

お客さまにごあいさつ

2007年のサイト設立以来、Applejamを育ててくださったお客さまに、心よりお礼申し上げます。有難うございました。

2014年6月15日をもって、Applejamは 姉妹ブランド LeJ に統合いたしました。今後は、LeJ のカジュアルラインとして、アクセサリーを皆さまにご覧頂ければと思います。

今後とも、LeJ をどうぞよろしくお願いいたします。


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LeJ diary

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2014.02.12

ハートに触れるものつれづれ

フランスから帰ったのは、7日のことでした。

それから5日間経って、なにごともなかったかのように過ごしています。時差ぼけもほとんどなく、眠くなるのが二時間くらい遅いだけで、あっけないほどの日常です。

今回のフランス行きには、実はとってもシリアスなプレッシャーが掛かっていました。というのは、航空券もホテル代もすでに全額をネットで支払い済み、キャンセルによる返金が効かないno refundだったからです。ホテル代まで支払ったことは今までありませんでしたが、たまたま毎日ルームレートを見ていると、絶好のタイミングがあったからでした。でも、もう、こんな方法は今回だけでやめようと思います(笑)

機内ではCAさんとギャレーでお話しましたが、みなさんも、ノロが流行ったりインフルエンザが流行ったりしているなか、フライトが近づくと、どきどきされたそうです。もし機内でノロが発症したらどうなるのでしょうと、冗談でもなく、話し込んでいました(笑)

これは雑談なのですけれど、今回の旅でメインだった美術館群、オルセーはともかくとして、6日の朝に書いていた、フランス国立クリュニー中世美術館のことを少し思い出しました。

この美術館は、どちらかと言うと海外からの観光客にはメジャーではなくて、日本の旅行会社の旅程にはあまり入っていないのではと思います。でも、友人は私のflickrを見たり話しもしていて、どんなものに関心があるのかをよく知っているのでここを選び、さらにコンシェルジュリーを続けました。両方とも、フランス革命に関係しています。また、私がクリスチャンであることも関係しています。フランス人にとっては、ハートの奥深くにしっかりと根を降ろしているような存在の美術館です。

さらに、所蔵している《貴婦人と一角獣》という6枚の大きな織物は、門外不出と言われながらも、アメリカのメトロポリタン美術館のつぎに、昨夏、東京の国立新美術館に来ていました。その間にクリュニーでは改装をしていたのだと思いますけれど、なにしろ私は、このタペストリーのような華やかな展示物にはあまり興味がなくて(ごめんなさい)、クリュニーでは、まったく違う、中世のキリスト教にまつわる彫像や建築にだけ興味を示していました。あまりに見とれてしまって、写真を撮り忘れていたくらいです。

さらにを繰り返すと、帰国後調べたところ、ロバート・レッドフォードとメリル・ストリープが共演した映画「アフリカの果て」の本の表紙に、このタペストリーの一部が使われていました。いろいろなことがリンクして来るのがネットの面白いところですけれど、関心がないひとには関心がない(笑)、また面白いものです。

このタペストリーの部屋に来た頃には、ドイツ語のガイドさんが団体さんに説明をしていました。一人だったら、もっと真面目に観ていたかも知れません。きょうのdiaryも、関心がないかたには申しわけないのですけれど、私自身が忘れないうちに書いておきたいと思いました。

フランスの美術は生活に身近に存在していて、オルセーもどこも、展示作品は、手に触れようと思えば出来そうな、その距離10cmくらいのところにさりげなくロープを張っているだけです。その、展示やライティングや保存にかけるキュレーター(学芸員)の工夫やコンセプト、国の努力は、どれほどのものでしょう。

きょうは、大粒のクリソプレーズを使ったネックレスを作っていました。掌にたしかな感触の大粒の天然石も、また素敵だと思います。そして、やっぱり私は石が好きなのだと、あらためて思っています。きっと、写真よりも立体のほうが、ずっと好きです。

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2014.02.07

帰国しました

6泊のパリから、きょう帰って来ました。

今回のパリは、メインだったリノベーション後のオルセー美術館のほか、いかにもフランスらしい、パリらしいところを見て歩いて来ました。友人いわく、軽く延べ10kmは歩いたでしょうとのことです。

パリの石畳はとても硬くて、靴底がしっかりしていないとショックが足腰に伝わって来ます。その点では、慣れているロングブーツが抜群によく効いてくれました。雨にも降られましたけれど、おおむね好天で寒さもさほどではなく、元気に帰りました。私はいつも帰りの機内で熟睡して、食事の時間以外は意識がない状態で帰るので、時差ぼけもほとんどない状態です。明日にはスーツケースが届くので、なるべく早くに片付け整理をして、diaryを書きながら制作に戻りたいと思っています。サイトの再開は、明日にも出来ればと思っています。

みなさま、暖かくして、よい週末をおすごしください。

動画は、サンジェルマン・デ・プレにあるテキスタイルのショップ、 ピエール・フレイ のもの。ショールームを訪れましたが、こんなテキスタイルで設えをしたくなるような、フランスの伝統が伝わって来る店です。

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2014.02.06

雨の朝

朝の散歩のあと、お天気が崩れはじめて、雨になりました。

なんどか、滞在が終わりに近づく頃にこんな日があって、不思議な感じがします。それにしても、パリの、すべてのスピードやテンションは特別で、東京のおそらくは5倍くらいかと思います。

自分のことは自分で考え自分でうごく。共和国としてのルールや権利はしっかり主張することで生き延びて来たフランス人は、やっぱり大人です。圧倒させられたり見とれたりと、今までで最高に刺激的な滞在になりました。日本との時差は8時間。フランスのほうが8時間遅れで、いまちょうど正午です。

メモ:(1€=137.31円 気温5℃最高12℃曇りのち雨)

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美術館あちこち

気温は高めながらも、きょうはとうとう雨に降られた日でした。

ミュージアムパスをもらっていたので、一緒に美術館めぐり。昨日に続いて、かなり刺激的な日でしたけれど、フランス人によるフランスの歴史やいまを知る機会になって、勉強になり、また深くふかく思いを持った日でした。

行ったのは、コンシェルジュリーと クリュニー美術館 でした。うーん、疲れましたけれど、どんどんフランスのハートに触れてゆくような気がします。

メモ:(1€=137.12円 気温6℃最高12℃雨時々晴)

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2014.02.05

オルセー美術館

右岸の用事を済ませたあと、ずっと行きたかったオルセー美術館に行って来ました。

なんというのか、作品から受ける迫力のようなものに圧倒されて、くたくたになりました。こういうものを日常的に見ながら育つフランス人は、やはり独特だと思います。この美術館の作品群を堪能するには、クリアで疲れていない頭と、いくら歩いても平気な脚と靴が必要です。

ようやく5階まで辿り着いた時には、頭も脚も性根尽き果てていました。それにしても、天井から降り注ぐ自然光の、なんて美しい美術館なのだろうかと思います。眠くてたまらないので、早くに休みます。

メモ:(1€=136.81円 気温4℃最高10℃晴)

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2014.02.04

いろの散歩

きょうはマレ界隈を散歩。いろの散歩の日でもありました。

メモ:(1€=136.61円 気温4℃最高10℃快晴)

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2014.02.03

日曜日のマルシェ・公園

快晴の日曜日。

ラスパイユのマルシェとリュクサンブール公園を散歩したあと、デモの様子を見にセーヌ川へ。

画像の調整はあらためて。眩しいのではと思いますけれど、モニタの都合で、載せられるものだけピックアップ。

ラスパイユのマルシェは、右岸のものに比べるとかなり小規模ながら、良い香りが漂っていました。そのあと、リュクサンブール公園わきに出来たアンジェリーナで軽いお食事をして、公園を散歩。久しぶりの快晴に、パリ市民は笑顔いっぱい。ヨットは、公園の池に浮かべられているもの。陽射しを浴びてきらきらしています。

メモ:(1€=137.78円 気温1℃最高9℃晴れ)

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2014.02.02

サンジェルマン・デ・プレ

昨日は着いてから大忙しでしたが、今朝はゆっくり起きてからサンジェルマン・デ・プレを散歩。

フランス人ならではのチョイスで、素敵な散歩の一日でした。昨日もきょうも快晴。夜の間に雨が降ったようです。昨日が忙しかったというのは、いきなりのフランス料理の食べ過ぎでした。たくさん食べて、たくさん歩こうと思います。初めてのホテルはとても快適、アクセス良し、静かで広くてセンスがよく、大正解でした。

diaryを書くのに一日(たぶん)空いてしまったのは、ホテルのネット環境が不安定だったから。でも、友人が交渉してくれて有線のLANになったので、もう安心です(笑)

とても元気です。

メモ:(1€=137.78円 気温1℃最高9℃晴れ)

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2014.02.01

パリ

パリに来ました。

とても忙しい日になったので、また明日書きます。

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2014.01.29

My daily life

年間にして数千枚撮っている写真を、どのようにして選んで、どこにまとめておくかは、ずっと考えていることです。

このdiaryはどんどん流れてゆき、Galleryの画像は640pixelが限界で、facebookはあまり画像が美しくなく、差し当たってはやはりflickrかなと思っています。flickrへのリンクは、このdiaryの右サイドバー下から二段目にもあります。ときどき自分でも見て、色を参考にしたり気分転換をしたりします。

おもにフランスの写真が多いのですけれど、横浜の花火や花の写真もあり、最近では My dairy life というSetsを作っています。アクセサリーの写真もありますが、載せる基準は、写真として自分が好きなものです。

むやみに増やさないように気をつけながら、ときどき写真を加えています。

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2014.01.27

タイミング

寒暖の差が激しい頃。まだ三寒四温と言うには早いですけれど、春は少し見え隠れしているようです。

それでも、今朝は寒かった。インフルエンザに風邪にノロウイルス。自身の管理と予防とで、なんとか乗り切りたいところです。

一年に二度海外に行っていると、いろいろなことに気づきます。そのひとつに、ものごとはタイミングだと言うこと。少しだけ先のことを見据えて今これをしておこうと、いつも思っているだけで、それは習慣になって行って、けっこういろいろなアクシデントを避けられています。

例えば、パリの中心部で急に道路がテープで閉鎖されてポリスが不審物の爆破をしたり、空港でのチェックインで不審物の連絡があったことから一時間もカウンターが閉まったり、テロやストライキなど、日本では考えられないことがごく日常で発生します。そんなことを経験するうちに、なにがあるか分からないから出来ることは今しておこうと思うようになり、私にとっては学習になっています。

タイミングって、たとえば素材集めにも、もちろん感じます。天然のものは、いつもそこにはないからです。それから、ひととのコミュニケーションにも。謝るタイミング、赦すタイミング、思い切るタイミング、じっと待つタイミングなどたくさんあります。

というわけで、きょうは昨日の美容室のデザイナー氏に電話をしてお祝いを言って、これからお世話になる、三代前の他店のデザイナー氏に連絡を取ってもらうことにしました。相手から大切にされる前にこちらが大切にすること、忘れないようにしなければと思います。

diaryには、私と同い年の創刊の、ミセス誌2月号。素敵なカバーは、松たかこさんの、クロエのコーディネート。P75の春らしいコーディネートは、ヘルノのジャケットにベスト、ハウエルのシャツにリーバイスに、ウエストンの靴がとっても素敵。いよいよジーンズが似合うようになりたいと思わせます。

ミセス誌の誌面作りは私のものづくりの目標で、伊勢丹のサービスは私のお手本。いつも、見て学んでいます。

元気で、春を待ちましょう。

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2014.01.24

いろいろ準備

きょうも寒さが緩み、からだの緊張が一気にほぐれてゆくのが分かります。

普段であれば別なのですけれど、今はどうしても体調を崩せない時期で、電車に乗っても、咳をしている人からはそーっと離れます(笑)ときどきパリに行くかたが、私の近くにもいらっしゃるのですけれど、行く寸前まで「やっぱりやめてしまおうか」と思うくらいにプレッシャーが掛かるのは同じなのだそうです。

一人で行って帰っていた頃のことを思うと、空港まで迎えに来てもらって、飲料水の準備からフレンチのオーダーからなにから気に掛けずにいられる今は夢のようなのですけれど、もう、一人で行っていた頃の手順そのものを忘れ掛けています。現金なものです。

それでも、着ようと思っているセーターをクリーニングに出し忘れていたり、帰りのパリの空港への手配を忘れていたり、レイトチェックアウトの確認を急に思い出したりで、まだまだばたばたしています。

きょうの写真は、ダークブルーの小さなパールとシルバー925パーツで作った、ショートネックレスとラリエットのセット。シルク糸でやわらかなラインを描きます。大好きなマーカサイトのパーツが、こんなときには活き活きします。自分で着ける機会があってサンプルにして、それから商品化することがとても多くなりました。あとは、シルバー925パーツの価格が悩ましいところです。画像ではコントラストを落として撮りましたが、かなり華やかなネックレスで、デコルテが開いた服に似合いそうです。

こんな制作もメモ代わりに残しておけば、いつかきっと役立つ日が来る。そう信じてこつこつ作っています。

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2014.01.22

サロン・デュ・ショコラとレッドアゲート

きょうも関東地方は快晴、お昼の気温は8℃くらいまで上がったあと、夕方からはやはり冷え込んで来ました。明朝6時の気温は1℃の予報になっています。

iPhoneのリマインダーに用事を打ち込んで、銀座と新宿三丁目をあちこち歩きました。歩いているとダウンコートを脱ぎたくなるのですけれど、寒暖の差が激しい季節、夕方以降はやはり大寒の頃だと感じます。伊勢丹では冬のセールがすっかり終わったようで、きょうからはサロン・デュ・ショコラが開催、ユーゴ&ヴィクトールとベルナール・ロワゾー、日本のエスキスのショコラを買って帰りました。

ショコラは、フランスの文化のひとつだと思います。それは歴史が物語っていますけれど、アーティスティックで夢があり、パッケージデザインを含め、五感すべてを刺激するアートだと思います。これからこの催しは全国を巡りますから、diaryを読んでくださっているかたにも楽しい情報のひとつとしてお知らせしたくなりました。ぜひ、お出掛けください。ただ、東京ではすさまじい混雑ぶりで、私が帰る頃には階段まで長い列がとぐろを巻いていました。スター並みのパティシェ(菓子職人)目当ての女性も多いので、熱気がいっぱいです。

きょうは、たくさんの用事でちょっと疲れました。制作より一桁多いくらいに、発つ前のこの期間は気疲れします。たとえばカメラのコンディションからSDカード、PCのUSBメモリからマウスの状態まで気になります。その他雑用は果てしなく。ようやく今日でそれはほぼ一段落して、少し落ち着きました(笑)

載せた写真は、プライベートで作った、レッドアゲートのロングネックレスです。素材を見た瞬間にこの仕上がりが頭に浮かび、糸も一緒に揃えました。2mmのファセッテドラウンドですけれど、2mのシルク糸二本をきっちり端から端まで使い切って、160cmを二連分、ひと粒ずつ結び留めるオウルノットで仕上げました。

同色の糸がとても可愛くて、どこかコケティッシュで大人っぽくもあり、大好きな仕上がりです。革素材ととても仲良くなれそうです。ブレスレットにしたりY字ネックレスにしたり、センターで無雑作に結んでみたり、ネイビーのボートネックのセーターに合わせて白いパンツにすればトリコロール色(笑)

このレッドアゲートは、店頭でしばらくお留守番をしていたようです。良い素材でしたから、ちょっとお値段が張りましたけれど、頭のなかの完成図を目指して毎日少しずつ制作を進めました。こんなアクセサリーも商品化出来ればとは思うのですけれど、代金のほとんどが手作業のためのものになってしまいそうで、残念に思います。

やっぱり、いつも作るのが大好きです。

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2014.01.20

バロックパール

きょうは大寒。寒いのが当然のこよみとは言っても、どこかにちらっと春に向かう気配がありました。

ひとのからだは不思議なもので、寒いならそれなりに慣れてしまうようです。一日がずっと2℃くらいだった日のことを思うと、きょうの10℃近い気温はとてもあたたかで、エアコンなしの床暖房だけで過ごしました。

お品ものの発送を終えてからレッスンの用意もして、いよいよ逃れられないパッキング(笑)。服については、一度詰めてしまうとしわになったり発つ前にまた掘り起こすのもたいへんなので、ぎりぎりまで待つことにして、薬や小物から始めます。それにしても、この作業はいったいいつになったら苦手意識がなくなるのか、相変わらず途方に暮れます。

持って行くもののなかに必ずあるのが、バロックパールのネックレスとブレスレット、そしてピアスです。数年前にも、こんな写真を撮っていました。ミキモトなどの一流ブランドではなかなか手が出ないアコヤパールも、ビーズアクセサリーとして作ったものが Applejamにもありました。tpsネックレスです。

この、もとのオリジナルになったのがグレイのセーターに合わせているもので、いまでもなくてはならない存在。ブレスレットも必ず持って行きます。機内ではパールのピアスだけ、ロングピアスだと熟睡出来ないからです(笑)

合わせているのはごくごくシンプルなVセーターですけれど、これさえあれば、ほどよくフィットする白いパンツでブーツイン、くるぶし丈のタイトなスカート、バレエシューズによく合うセンタープレスのワイドパンツ、と何でも良くて、上着には2年前の写真の右上にもあるノーカラーのジャケットを着れば、お食事にも安心です。さらに気を遣う時には、白いシルクのインナーを。

一人旅を繰り返して、いつもフランスの女性を観ていて気づいたのは、ワンピースよりもスーツやジャケットのほうがよりシックでエレガントに見えるということです。ジャケットの襟元からのぞくビジューやロングネックレスのなんて素敵なことかと、何度も見とれました。ワンピースは便利ですけれど、ひねりが利かない、コーディネートの幅が広がらないのは、旅先でちょっと不便かなと思います。

最後の画像にあるのは、数年前のドーヴィルでのもの。夏のヴァカンスに入る寸前で、早めに休みに入ったひとが街にちらほらいました。彼女も、何げなく見えるけれど、実はパールのピアスにパールのネックレス、全身をブルーでまとめていてブロンドの髪が映え、サンダルも素敵です。

バロックパールのことを書き始めたら止まらなくなってしまいますけれど、実は最近よく思うのが、パールはよく注意しないといけないものだと言うことです。おそらく何百というパールを手にして来て思うのは、パールはしっかりお値段なりだと言うことです。大人の女性がシンプルなロングネックレスを着けるときには、それなりのものを選ばないと、お洋服が台無しになってしまうかも知れません。それならば、着けないほうが良いかも知れないとまで思います。逆のことを言えば、少々の不揃いやいびつさがあっても、そのバロックの良さが本当のものであれば、どんな風にも「遊びが効く」と思います。

バロックパールには、マーカサイトの留め具を使ったり、どこかに緊張感を少し和らげるようなポイントを作るのが好きです。また、いつか商品として作れたらと思います。

長いdiaryになりました。スマートフォンでも読んでくださったかたには、ありがとうございました。

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2014.01.19

3点のブレスレット

北風が強いながらも陽射しがあふれる部屋、午前中は暖房いらずでした。

早起きして3点のブレスレットを作り、撮影もすぐにしました。しばらくあたらしいアクセサリーを作れないかなと思うと、なんだかさみしくなるようです。

一枚目は、3点を一緒にした画像で、なかなか面白いと思います。

左端の1点は、17種類もの素材を集めたもので、名前はRoux(ルー)。中央には、ピンクオパールとタイガーコーラル、アフリカンオパールの3本をセットにしたFlorence(フローレンス)。右端には、ブラウンサンダルウッドとシルバー925のフックを付けたシルクシフォンリボンにアフリカンオパールの3本をセットにしたDida(ディーダ)。

なるべく早く、3点のアクセサリーページを作りたいと思っています。

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2014.01.18

コーディネートのことを少し

きょう、二点のブレスレットのアクセサリーページを作りました。

そのあとで撮影をして、画像を調整して、フランスへのパッキングをしていたところ、ご購入いただいたメールを着信しました。

きょうの画像は、daisyブレスレットはボーンやターコイズにも合いますと書くよりも、実際に写真に撮ったほうが分かっていただきやすいかと思って撮ったものです。パッキングの最中でもあり、普段はなかなか照れてしまって出来ずにいるコーディネート写真も、ちょうど良いので撮ってみました。

セーターはセオリーで、パンツはラ・フォンタナ・マジョーレのカーゴ。ショールはファリエロ・サルティで、サングラスはニナ・リッチ。もう、フランスに行く時には、何度も持って行っています。このパンツは、センタープレスが取れてしまってもきれいなシェイプが残るので、ブーツインにも便利です。とくにゴージャスではないと思いますけれど、やっぱり大人になると、ぺらぺらのものではさみしいかなと思って買い足しています。

daisyブレスレットは、前の晩に「あと一点だけでもなにか作れないか」と考えていたところに目覚めで思いつき、そのまま机に向かって作ったあと、撮影したものです。同時に、自分自身のものも一緒に作りました。メキシコターコイズのブレスレットは、何度も使っているもので、 mextブレスレットのオリジナルとも言えるもの。

あらためて思うのは、一見さりげないように見えるアクセサリーも、レイヤードをして工夫してゆくうちに、自分なりのスタイルが出来るものだと言うことです。そのためには、やっぱり、一点一点を自分なりの考えで選んで組み立ててゆく。それが、おしゃれの楽しさかなと思います。

今回は、発つ前のsaleはしませんが、ささやかながら送料をApplejamが負担いたします。よろしければ、どうぞご利用ください。

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2014.01.16

「シンプルなVネックセーター」のお話

きょうもまだ寒波が抜けないままながらも、8℃まで上がった日中の陽射しには、ほっとするものがありました。

週末には雪の予報まであって、なんとものびのび出来ない毎日ですけれども、部屋に太陽の光が射し込んで来るだけで嬉しくなります。そこで、カメラを出して来ました。

Applejamであたらしいアクセサリーを公開するときに、よく「シンプルなVネックセーターに合わせて」と書きますけれど、私が思っているイメージをお伝えするサンプルとしてちょうど良いので、写真を撮ってみました。Applejamのアクセサリーをコーディネートしていただくときに、ぜひ、シンプルなセーターやシャツに合わせて楽しんでいただければと思っています。

ネックレスは、もとはBohemianネックレスだったもの。最初は、自分のために作り始めたものを商品化したものの、どうにもフォトジェニックではなかったために、結局は私の手元に残ってしまったエメラルドです。センター部分のルビーは、ブレスレットにして商品化、 Bohemian2ブレスレットになりました。

このエメラルドには、とてもラフなカットがほどこされているのですが、エメラルドらしい気品というか強さというか、惹かれるものがありました。とくに、ゴールドと合わせると活きいきします。生命力のなかに品格のようなものさえ感じるもので、マーカサイトのパーツにも負けない魅力があって、思い切ってまた自分用のロングネックレスに作り替えました。旅行にも持って行こうと思っています。

こんなグリーンは、Applejamではずっと使っていて、ブラウンやグレイ、エクリュと合わせて来ました。このセーターは、かなり前に買ったウイムガゼットのもので、ブラックとグレイを持っています。バックにも浅くVが開いていて、まとめ髪でもバランスよく着られます。

バッグは、20年くらい前のエトロ。ミッドナイトブルーで、ペーズリーの地模様。最近では、なかなかこんなシックな色合いを見掛けなくなってしまいました。カメラを入れるバッグとは別に、お食事に行く時のために用意します。ロンググローブは、10年くらい前に買ったもの。アッシュペーフランスのような、セレクトショップで買ったような気がします。当時はなかなかのトレンドでしたけれど、イタリー製の良い革なので、いまでも袖が短めのジャケットによく合わせます。ファーも、実物より少し赤みがかって写っていますけれど、軽く10年は経っているでしょう。なんだか、どれもあまりに古いもので、書きながら苦笑してしまいます。

実はいま、白いウールのパンツを裾上げに出していて、撮影が出来ません。セーターのボトムには、インディゴのデニムでもホワイトデニムでも、ウールのパンツでも良いし、くるぶし丈のスカートにロングブーツでも合います。ジャケットをノーカラーにすればラグジュアリーにもなる便利なもの。9日の画像は2年前のものですけれど、この白いジャケットは、肩のラインが変わらないラグランスリーブ、宝物のジルサンダーなので、これからも10年間は着ることでしょう(笑)

写真は、今回のエメラルドだけではなくて、アゲートやパールでも撮ったので、機会があれば載せたいと思います。発つ前にはスーツケースの宅配からNEXの手配、海外旅行傷害保険、常用薬の用意からはじまり、現地との予約のコンファメーションなどすることがたくさんあって、一段落するまでにはちょっと落ち着かない毎日です。

こうして、小さな作業をしたり準備をしたり、レッスンも同時進行しています。でも、出来ればもう少しなにか作れたら良いなと思っています。

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2014.01.06

Daphnè(ダフネ)ことし最初のネックレス

ふだんの生活が戻って来ました。

9連休だったかたもいらっしゃるでしょうか。私は、ときどき頭の切り替えをしながらも、ほとんどの時間を制作に使っていました。作りながら、このうえなく優しさに溢れたアクセサリーを作りたくて、このDaphnè(ダフネ)を仕上げ、きょう、撮影をしました。

物憂げな、うすいグリーンのモスアクアマリンを、とてもよい感じのシルバー色のちいさなパールをはさんで繋ぎ、ラインを降りたところでラウンデルカットのルチルクオーツへ、それからふっくらした大粒のけしパールを3粒、ふたたびルチルクオーツそしてアクアマリンに戻ってゆくネックレスです。モスアクアマリンのモスとはmoss、苔という意味ですけれども、ゆらめくような内包物を抱く儚げな表情が、私は大好きです。

長さは98cm。マンテルは、この頃よく使っているヴェルメイユ、繊細さを大切にしたくて細いチェーンを使ったり、もう一種類のチェーンでけしパールをゆらゆらさせたりと、14Kゴールドフィルドパーツを丁寧に優しく使ったものです。

作りながら気づいていたのですけれども、やはり撮影はとても難しくて、時間が掛かりました。でも、その佇まいは画像で表しきれるものではなく、ただ、Applejamのアクセサリーを好きでいてくださるお客さまにお届け出来れば嬉しく思います。今週中頃に、アクセサリーページを作ります。

一年のはじめに、美しいネックレスが出来ました。

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2014.01.04

Céleste(セレスト)

大晦日のdiaryでごあいさつしたネックレス、Céleste(セレスト)です。

今までにも、 bluemarineブレスレット や、CollectionカテゴリのChloèネックレスでも使っている、私が大好きなパールで、ダークブルーまたはミッドナイトブルーにブラウンやレッドにころんだバイオレットなど、ピーコックカラーが展開しているパールを使っています。

最初にブレスレットを作り、シルバーでY字ネックレスを作ってみました。それから、今度は14Kゴールドフィルドワイヤーで。長さは、最初は80cmで作ったのですけれども、116cmの長さに作り直しました。身長164cmの私が着けると、ほぼウエストのあたりの長さになります。このネックレスの長さは、私にとっては必要なのですが、デパートなどではなかなか見られない長さです。

よく、レッスンで生徒さんから長さについて相談されます。結論を書いてしまうと「どの長さが好きか」または「身長に合わせて、コーディネートに合わせて」になると思います。でも、そのかたのライフスタイル、たとえばお仕事中には長いものは不便かも知れません。

そのような場合を除いたときに、やっぱり私が思うのは、「どの長さがそのデザインとして美しいか」だということです。テーブルに着いたときにバストアップで見えない(見せたい)から短くするとか、バストのあたりに華やかさがほしいからテーブルの高さより上に全部を持って来るとか、いろいろなご事情があるのは分かるのですけれど、それでもなお、です。

もうひとこと書いてしまうと、ひとがひとを見るとき、一部分だけを見るのではなく、そのひとの、全体の佇まいを見るのではないでしょうかということです。そして、からだは動くので、もし留め具がくるくる廻ってしまっても、どの部分がサイドになっても綺麗であること。私が大事に思っていることのひとつです。

115cmから120cmの長さがあれば、2連、または3連にしてチョーカーに、6連くらいでバングルのようなブレスレットにしたり、バストのあたりで結んでラリエットにしたりと自由自在です。また、からだの中心に長い弧を描くのはとてもエレガントです。でも、もとから長さに無理がある時には、ご相談いただければ長さを調整してカット出来ます。

たくさんのアクセサリーを作りながら思うのは、デザインありきではなく素材ありき、素材をどのように活かすかを考えたいと思います。Céleste(セレスト)は、パールの表情にパイライトがワイヤーを溶け込ませ、静けさのなかに潜む華やぎや艶やかさに、日常のスタイルを受け入れる余白を持ったネックレスです。Chloè(クロエ)も同じで、二本を一緒に着けても、冬のコートから覗かせたくなる落ち着きを持ったアクセサリーです。

きょうは、ネックレスのことだけで長いdiaryを書いてみました。近日中にアクセサリーページを作ります。どうぞご覧ください。

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2013.12.30

世界の平和をねがう

壮大なタイトルで書き始めた、この2013年を締めくくるdiaryです。

まずは、この一年間、Applejamのアクセサリーをご購入くださったお客さま、ありがとうございました。あたらしいお客さまとのご縁も、たくさん頂戴しました。とても幸せな一年でした。

プライベートでは、6月と9月の2回、フランスに出掛けました。とくに9月の渡仏は滞在期間も長く、大きな経験だったと思います。その間に、無意識ながらも頭に入れていたらしいものは、今になって少しずつ制作にも出て来ています。でも、おそらくはもう、一ヶ月もの間サイトを留守にすることはないかと思います。

フランスに行くようになって、私自身には大きな変化が生まれました。それは、お買い物とかファッションとか限られたものではなくて、常に少し先のことを考えながらあらためて自身の立ち位置を観ること、体力や気力のピークや限界を見極めて判断することなどです。諦めることや前に進むこと、がんばることや敢えて踏み留まる勇気を持つことなど、ヨーロッパを一人で旅することで学ぶことは、たくさんありました。

旅のスタイルにはいろいろあって、目的も多種多様ですけれども、私は一貫して変わりません。パリに行ったらお洒落をする、流行が終わってしまったようなエルメスのスカーフや、パールのアクセサリーやファーも使います。せっかくパリに行くのに、日本国内よりも目立たないことを最優先する身なりでびくびくしながらすごすのはなんて惜しいことかと思います。滞在には費用が掛かりますから、有意義に過ごしたいと思います。

パリジェンヌは、いつも少し不機嫌な顔をして歩いています。とても忙しいし、街はごみごみしているし、スリはいつも狙っています。でも、誰かが着ているものについてなにかを言ったりしませんし、ロングブーツの女性の横にビーチサンダルの女性がいても、まったく気にしません。そんな自由がこの上なく心地良く、パリに行ったらのびのびするようになりました。だからかも知れないのですが、パリに住む女性の友人が出来ました。フランス人は、はっきりしたプライベートの垣根を持っていて、その内側と外側とを分けています。フランス人のことを、彼らはやる気がないと言うひともいますけれど、それはきっと、観光客としてだけしか彼らと接していないからでしょう。

海外に友人がいると、グローバルな思考が身に付きます。グローバルとは「世界的な」という意味で、地理的には極東の小さな島である日本にもっとも欠けている感性ではないかと思います。どの国にも意地やプライドがあって、それを賭けて闘いまでしています。それは一国の長だけの判断で勝手にしていることであったり、国民が総出で拭いきれない感情を長きに渡って持ち続けていたりもします。

私は、大真面目に、世界の平和を願っています。みなが暖かな毛布にくるまり、温かなお食事が出来ればと願っています。そのために、最小単位である家族はなにより大切です。

また、その少し先の友人を、とても大切に思います。この年齢になると、出来ることやエネルギーや時間は限られているのだということをDNAが知らせるようになりますから、精一杯しても届かなかったものには、関心さえなくなります。実に、あっさりと忘れてしまうことが出来る年齢になります。くよくよ悩んだりきりきり舞いするおばあさまを見掛けなくなるのは、神さまの配慮によるものでしょう。

世界のことを書いたところで、きょうのdiaryに載せる写真は、ちょっと変わっています。北フランスから持ち帰った貝や、フランスでいちばん美味しいと思うBordier(ボルディエ)のバターの包み紙です。バターからはがして洗い、本にはさんで乾かしました。貝の、みごとな色調のグラデーションや気品を感じさせる輝き、包み紙のデザインや紙の手触りは、大切な宝物です。

私がフランスに行く回数は少なくありませんけれども、実はこのようなものが一番大切で、帰国時に免税手続きをしないことも多々あります。免税手続きとは、同日に同じ店で€175以上の買い物をすること。日本円に換算すると、約25,000円です。そんな、少しずつ集めた古いものや生地や銀仕上げのものなどを、棚に入れています。

ものごとの本質について考えるようになったのは、50才がきっかけだったかも知れません。でも、多くを語らず姿勢で示すことも、同時に学びました。来年も、この姿勢を大切にしてゆこうと思います。

いつもお客さまとともに。

あらためてお礼申し上げます。この一年、ほんとうにありがとうございました。みなさまには、どうぞ佳いお年をお迎えください。

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Shell

Bordier

Cupbord

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2013.12.27

レインボーブリッジとPACIFIC VENUS

お休みの間に、横浜港に出掛けていました。

写真は、横浜レインボーブリッジと、ぱしふぃっく びいなす というクルーズ船。レインボーブリッジは、次男の誕生年と同じ平成元年の竣工。大型客船は、お食事をしながら窓から眺めていた時には船名までは見えませんでしたが、写真を拡大して名前を知りました。

地元にいると、あまり写真に撮ることもない風景ですけれど、こうしてあらためて見ると、港は良いなと思います。なにか、希望への架け橋になっているような橋と、どこまでもゆく夢を叶えてくれそうな船。このクルーズ船のことを見ていたら、世界一周も出来るそうです。東儀秀樹さんのライヴも催されるプランや、世界を廻るプランもありました。

なんとなく撮った写真も、大切に、diaryに置いておこうと思います。

きょうが仕事納めのかたもいらっしゃるでしょうか。今年一年間も、ほんとうにお疲れさまでした。

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2013.12.24

クリスマス・イヴに Mont-Saint Michel

かぎりなくあると思った9月のフランスの写真も、今年一年の終わりが近づくのを考えて整理に取り掛かりました。

Mont-Saint Michel(モン・サン・ミッシェル)の写真を flickr のページ に集めました。整理していると、なんともいえず胸にぐっと迫るようなものがあります。朝早くに出て夕方まで歩いたことを思い出して、特別な日だったのだとあらためて思います。

連れて行ってくれた友人が、歩きながら「ここはカソリックの巡礼地だからね。ほかの宗教のひとはいないでしょ」と言いました。そういえば、日本人のツアー客は見掛けるけれど、歩いている観光客は一見してある思いを持っているようでした。1979年に「モン・サン=ミッシェルとその湾」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録、1994年10月にはラムサール条約に登録されています。

ちょうど今年は、湾に橋を架けて、繋がって堰き止められつつあった干潟をもとの状態に戻す工事が完成する年でもあり、潮の満ち引きが15kmにも渡る干潟で、その昔巡礼者が命を落としたと言われる景観が戻りつつあります。最後から二枚目の画像では、その資格を持ったガイドが、干潟を歩く観光客を案内しています。

パリからのバスツアーでは、3時間以上掛けてバスに乗り、現地では2時間に満たないランチと散歩だけで戻って来るのだそうです。誰でもが見られない風景だからこそ、ぜひ、diaryに残しておきたいと思いました。

フランスには、のどかな田園風景も、歴史の編纂を経た建造物も、このような、単なる観光名所に留まらない巡礼地もあります。私はそのすべてを心から愛していて、ライフワークのように、またフランスを訪れようと思います。


みなさま、どうぞ、素敵なクリスマスとイヴを。

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2013.12.23

ブルターニュ

きょうは最高気温が8℃、寒い日でした。

9月の北フランス、ブルターニュの街で撮った教会の写真です。アクセサリーページを作り終えたので、フランスの写真の整理の続きをしていました。

忘れ掛けていた風景がモニタいっぱいに広がって、気持ちが高揚しました。サン・マロ湾周囲の街にはいろいろ行ったので、だんだんとどの街だったのかが分からなくなって来ています。やはり、なんでもその時にしなければいけないのだと思います。

パリとは違う、フランスの表情。 flickrのページ に数枚を追加しています。

もうすぐ、クリスマス。

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2013.12.21

ファッションのおはなし

きょうは暖かな陽射し溢れる、冬の一日でした。

昨日はみぞれまじりのお天気だったので、こんな日は、まさに神さまからのプレゼントだと感じます。空気が乾いていて、肌が乾燥でびっくりしているので、空気清浄機で湿度を上げました。電車では風邪に罹っているひとをよく見掛けるようになったので、注意しなければと思います。

季節の移ろいを実感するようになって、年賀状を半分書き終えて投函しました。まずは、身内へのものから。明日からは、友人や知人に書こうと思います。

そういえば、今朝、スイスのルツェルンの友人からメールが届きました。この5年の間に会ったのは、ちらっと二回くらいですけれど、誕生日を覚えてくれていて、今月初めにメールをくれていました。私はというと、彼、ダニエルと言いますけれど、11月の誕生日をすっかり忘れていて、慌てて「あなたにも、おめでとう」と、取って付けたように書きました。反省しています(汗)その返信に対する返信でした。いま、このホテル Kurhaus Bergüen にいて書いていると記してありました。スイスの、伝統あるクアハウスのようです。うーん、素敵です。

日常での私は、ほとんどの時間を机に向かってすごしていて、いかに自分の住む世界が狭いかを痛感することがよくあります。だからこそ、政治や経済や社会的なニュースはしっかり知るように心掛けています。子育てが終われば親同士のお付き合いも終わり、勤めが終われば職場関係のお付き合いが終わり、女性のライフステージはどんどん変わってゆきます。そんな生活のなかで、友人、お客さまや生徒さんとのコミュニケーションをとても大切に思います。

タイトルが「ファッションのおはなし」なので、そのことを書こうと思っていたのでした。

ときどき、生徒さんから「ビーズアクセサリーと服との合わせかたはどうすれば」と聞かれます。これは私にとっても長いヒストリーがあるもので、サイトを立ち上げる少し前までは、テーラードのスーツを着る仕事をしていました。でも、そのような仕事でのファッションは、やはり今もベースとして役に立っていると思います。なにごとも、基本やスタンダードとアレンジは大切だと思います。

パリに行くと、風景や建築やアートや人など、いろいろなものを見ますけれど、ファッションももちろんよく見ています。パリの女性は世界一素敵だと、私は思っています。彼女たちのどこが素晴らしいのかと言うと、ひとことで「わたしはわたし」と言う生き方をしていることです。日本には日本の文化や日常があるからこそ、フランスはフランスで魅力的だと思います。

お洋服にはお金を掛けてもきりがないので、服の持つニュアンスや風合いや空気感をしっかり見て選んで少しだけ買って、アクセサリーや小物を主役にします。それに、「この年齢になれば、中身で勝負だぞ」とも大真面目に思っています(笑)パリの女性は、そんなことは当たり前に思っていて、服は街に溶け込むもの、アクセサリーは自由に、ときにコンバースも格好よく履きます。

メゾンはたくさん、溢れるほどありますけれど、アントワープ系のドリス・ヴァン・ノッテンやジル・サンダー、 エルメスのプレタポルテのデザイナーも経験したマルタン・マンジェラのメゾンはパリのパレ・ロワイヤルに、どこも心ときめきます。ウインドウ越しにディスプレイやライトアップを眺めたりするだけで、とても幸せです。

来月の終わり頃に、渡仏します。今回はパリ市内の中心部だけを歩くので、diaryにもしっかり記録を残せたらと思っています。旅に出ることとアクセサリーを作ること、私にとってはちょうど同じ線上にあるもので、そんな心の動きと一緒に、ピアスやネックレスやブレスレットを作る毎日が、変わらず続いています。

写真は、2012年のドリス・ヴァン・ノッテンのメゾンと、9月のマルタン・マンジェラのメゾン。

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2013.12.17

9月 パリ

9月のフランスの写真。

まだまだ整理出来ないうちに、次回の一月が近づきました。急いで、帰る日の朝のパリのものだけを集めました。モン・サン・ミッシェルのものあたりは、またあらためて整理します。

大好きなパレ・ロワイヤルからチュイルリー公園界隈へ。実に、heavenlyな朝でした。 flickrの写真 もよろしければご覧ください。

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2013.11.03

サン・マロ

夕方から、写真の整理を始めました。

フランスではおもに借りた家で過ごしましたが、そこに着くまでの中間地点で泊まったホテル。この日ほど、普段の単焦点レンズに加えて、望遠レンズを持っていて良かったと思った日はありませんでした。

鳥を撮りましたけれど、さすがにアングルを決めるゆとりはありません。シャッタースピードを上げて、明るさでモニタを確認することも出来ませんでしたが、それでもなんとか写っていたのがとても嬉しいと思います。数十枚に一枚を選ぶくらいになりそうですが、少しずつ flickr のページ に整理してゆきます。このページも、サムネイルをクリックすると拡大表示します。

スマートフォンをお使いのかたがとても多いと思いますけれど、PCでご覧になれるかたにはぜひ。サイズも大きめにしました。

フランスがお好きなかたや、写真がお好きなかたにご覧頂ければと思います。最後の二枚は同じ位置から、引き潮と満ち潮のときのもの。要塞のようになっている旧市街からの入口には、「向こう側に行っている間に潮が満ちて帰れなくなったら、無理をしないで引き潮までそこに留まっていてください」と注意書きの看板がありました。その一枚上のものは、引き潮のときに向こう側に渡り、旧市街を撮ったものです。

美しくて静かな、忘れられない北フランスの海です。

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2013.09.26

帰国

先日、帰国しました。

時差で、まだリズムが完全には戻っていないのですが、北フランスとパリで長い時間をすごし、おかげさまでリフレッシュしました。

写真は、帰る日のお昼、パリのパレ・ロワイヤルにて。夏のような陽射しがまぶしい日でした。

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2013.09.20

借りている家の敷地内には果樹園が広がっていて、朝と夕方には大家さんの猫が来ます。

食べ物がほしいのではなくて、おしゃべりやヒーターの前での居眠りをしたいようです。

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2013.09.18

モン・サン・ミッシェルへ

6年越しの憧れだった、モン・サン・ミッシェルに連れて行ってもらいました。

ブルターニュ地方らしく、日が差したり小雨になったり青空が広がったりとお天気が変わりやすい日でした。朝から夕方まで、すみずみまで歩きました。

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2013.09.16

フランスの海

フランスの海に来ています。

静かな毎日をすごしています。

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2013.08.30

本質というもの

きょうの熱中症情報メールは、14時に届きました。

明日もこの暑さは変わらず。九州地方ではいまも豪雨が続いていて、山陰や北陸でも大きな被害があったようです。なんとかならないものか。心が痛みます。

今月もあと一日を残すだけとなりました。同時に、Applejamは一ヶ月間のお休みを頂戴します。フランスの自然のなかで、考えごともして来ようと思います。とくにdiaryについては目下の懸案事項です。

diaryを書き始めたのは、サイトを立ち上げた2007年からでした。その頃にはまだ今ほどブログというものが広まっていなかったのですけれど、いまや写真や文章もプロ並みのかたのサイトがたくさんです。秋からは曜日を決めて書こうかとか、ほかにも制作のことや個人的な生活全般のことなど、少なくとも、モニタから離れることで視点が変わることはあるかと思います。

フランスでは、南に行けば光溢れるプロヴァンス、北に向かえばブルターニュやノルマンディと、自然には事欠きません。食料自給率が40%ほどしかない日本に比べると、フランスは120%を超えています。酪農王国であり、豊富な自然にも恵まれています。

カメラも、一眼レフと二種類くらいのレンズを持って行きます。パリも良いけれど、フランスの自然がとても好きです。あの、ミドルトーンの森や海のいろにはことばを失うほど感動します。

フランス人のヴァカンスは「なにもしない」。クラシック音楽やカメラ、パリは蘊蓄を語るひとが多いカテゴリですけれど、シンプルにその国のライフスタイルに浸るのが楽しみです。すでに秋の気配を纏ったパリは、最高気温が23℃くらい、朝の冷え込みは10℃を下回ることもあるようです。成田エクスプレスに乗るまでは車で送ってもらえるので、ロングブーツを履き、ダウンコートをスーツケースに入れて出掛けます。


人生は、おもいのほか短いのです。そして、一度きり。生きるなら、ポジティブにプラスのオーラで生きていたい。ものごとの本質が解るひととお付き合いしたい、自分自身もそうありたいと思います。混沌としたなかからきらっと光る本質。それこそが人生のきらめきになる。そう思っています。

取り留めのないdiaryになりました。おやすみなさい。

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2013.08.29

ラリエット

きょうの最高気温は30℃。南風が強い日でした。

そろそろスーツケースの中身を仕上げなければならないのですけれど、今回はドレスアップをする必要がないので、とても気楽です。水を持って行く必要もありません。

と思うと、またアクセサリーを作りたくなってしまって広げてしまい、夢中になりました。自分の工具はきれいに手入れをして片付けを済ませましたが、レッスン用の工具があったのでした。

やっぱり、作ることは楽しいのです。画像の、エキゾチックネックレスによく似たデザインで少し手を加え、120cmまで来ました。せっかくなので、フランスに持って行こうかなと思っています。このネックレスは、数点続けて作ったなかでも好きなもののひとつ。

きょうのdiaryに画像をおいておこうと思います。おやすみなさい。

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2013.08.27

父のことば

きょうまでにすべてのお品ものの発送を終えて、一気に気が緩みました。

朝のうちに数件の用事を終えて午後から出掛けて、久しぶりに思いきり食べて飲んで、また二駅乗り過ごして逆戻りして帰りました。アクセサリーを作るのが仕事ですけれど、かなりおやじっぽいところがあります(笑)

幼い頃に父によく言われたことばを、今でも思い出します。私には二才年上の兄がいて、よくけんかをしました。勝てるわけがないのに、まともにたてつくのです。そのたびにびーびーわーわーと泣いて、その様子を見た父は困り果て、好い加減に学ばないのかこの娘はと思っていたようです。よくdiary で私はじゃりン子チエそのものだったと書いて来ましたけれど、それはほんとうのことです。

「負けて勝て」「負けるが勝ち」だと、よく父に窘められました。そのことをほんとうに理解したのは、ごく最近のことです。実に、50年間ちかくも費やしたことになります。ある人からは「足るを知れ」とも言われました。このことを実際に学んだのは、40年間ちかく経ってからでしょうか。さらにある人からは「あるものを数えろ」とも言われました。これは少し最近のことですけれど、よく考えてみたら、どれも同じような意味を持っています。つまり、同じことを言われ続けているのです。

たまたま私には姉妹がいなくて、たまたま職場には男性ばかりで子供も息子ばかりで、友人も男性が多くて、知らず知らずのうちに、考え方が男性っぽくなって来ていたようです。ですから意外に理論派で、理論にかなったものごとや経済の成り立ちや政治の動きなど、追いかけて観ているのも好きです。

先日、レッスンの途中で生徒さんのお仕事の話になりました。そこで私は最初はお話を伺うばかりだったのですが、途中から「ばっさり」と理論展開をしました(笑)もちろん生徒さんとの信頼関係あってのことで、笑い話でしたけれど、最後に要になるのは理論だと、久しぶりに思いました。

そのことを小娘相手に教えてくれていた父に、今になって感謝する日々です(笑)

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2013.08.22

旅の鞄

度々海外に行くうちに、失敗したことはいつまでもくよくよせず、次はもっと上手にしようというような、前向きな気持ちをいつもキープするようになりました。

その分、自分への要求水準も高くなるのですけれど、同様に体力も落ちてゆくのでちょうど良いようです。そんなときに見つけたのが、プレシャス誌の8月号に載っていた、『スリランカへ 大人の夏旅を彩る』という特集の、ルイ・ヴィトンのモノグラムラインシリーズ。15ページ分くらいを使っていたので読み応えもあり、スリランカの美しいコロニアルテイストのような風景がどきどきさせるほど美しいのでした。

私は、ヴィトンの大ファンです。20才くらいの頃からなので、かれこれ30年間以上は使い続けているこの写真のヴィトンは、キーポル・バンドリエール55。横幅が55cmあるベルト付きなので、この名前です。当時もとても人気があったので、お持ちのかたもいらっしゃるのではと思います。機内持ち込みサイズぎりぎりの、三方の合計が110cm(カタログによる)。機内持ち込みサイズは115cmまで。

ずっと使っていますけれど、ダメージ箇所はなく、水に濡れても平気な素材で型崩れせず、キャスターがないところがかえってエレガントです。モノグラムラインはブラウン系の単色なので、ブラックやブラウン、グレイやエクリュなど、私が持っている服のどれともよく合います。なんどか、フランスでも褒められたことがありました。

スーツケースは丈夫ですけれど、機内に持ち込むには、すぐに開けられないことや、変形のものを入れる時に困ることなど、なにかと小回りが利かないことがあります。そして、なによりこのバッグの良いところは、畳むと大きなスーツケースにらくらく入ってしまうことなのです。

そんなことをあらためて思うと、「やわらかい」ということの良さが、生きてゆくなかでも便利なことなのだと、ふと思いました。

ずっと、大切にしようと思います。

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2013.08.21

ヒーロー

きょうの最高気温は33℃でしたが、お昼過ぎから雷雨になりました。

少しずつでも、季節が移って行っているのを感じます。毎日いろいろなことがありますけれど、激しい気候が早く落ち着いてくれたらと思います。

きょうはちょっと良いお話で、いまだに忘れられないことを書きたいと思います。アクセサリーとは無関係の、他愛のないお話です。

二ヶ月くらい前のこと、電車に乗っていたら、ふだん持たないカゴのバッグからプリペイドカードのPASMOカードがこぼれ落ちていたらしく、行方不明になりました。ちょっと焦って探していたら、車両の端に座っていた私の椅子と車両の壁との隙間に落ちて、かろうじて3mmくらいが見えているのでした。

私が立ち上がれば、するりと奥に落ち込んでしまいそうでした。なにか細いもの、ピンセットのようなものがないかなと探しましたがあるはずもなく、ふと、隣に座っていた小学校低学年くらいの男の子に頼んでみようと思いつきました。私の指より細いですし(笑)、スポーツをしているようで力もありそうです。まんがの単行本を読んでいるところを「申し訳ないんだけど、ちょっと手伝ってくれる?」と言うと、少しびっくりした顔をしながらも、指を隙間に押し込み力ずくで椅子を持ち上げ、カードを取り出してくれました。すごいです。

少なくとも5人以上のギャラリーがいましたけれど、「ありがとう!助かったわ」とはっきり言うと「いえ」なんて敬語になって嬉しそうに下を向いて、二つくらい先の駅で照れたように降りてゆきました。でも、横顔はとても誇らしそうでした。きっと、ヒーローのような気分なのだと思いました。

ひとさまの役に立てることは幸せなことですけれど、褒められたり認められたり感謝されたり、とくに男の子には、幼い頃にそういう経験をすることが絶対に必要なのだと思います。

夏の終わりが近づいて、思い出したお話でした。

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2013.08.19

リッツカールトン東京

きょうは用事があって、六本木のリッツカールトン東京へ。

タイトルに堂々と書いてしまったのは、やっぱり素敵だったからです。大阪のリッツカールトンはおそらくホスピタリティ面で国内最高だと信じていますけれど、東京では泊まったことがないので、いままで親しみまでは持っていませんでした。

上層階に用事があったので、入口にいたスタッフのかたにエレベーターの場所を聞いてみました。うろうろするより、教えていただいてスムーズに入る方が俄然格好が良いでしょう(笑)正面から入らなかったのは、宿泊もダイニングも、予約しているわけではなかったからです。

かくして、高層階に上るエレベーターに乗り合わせた女性二人と一緒に、私は一人でその男性のホテルスタッフのかたの動きをこっそり観察していました。その間数十秒。うーん、どうしてか分からないけれど、なんとも素敵なのです。彼の年齢はまだ30才代中頃から後半くらいでしょうか。黒に近い、ごく普通の仕立てのスーツ、無理のない自然な笑顔と落ち着いた物腰と声、立ち姿のたたずまい、靴からすべてに隙がなく、威厳さえあるのに威圧感がありません。

パリでも思うのですけれど、ホテルのクラスが上がるほど、スタッフはゲストを緊張させません。足を踏み入れる時点で自分自身がホテルのクラスに合っていなければ居心地が悪いのですけれど、それでも、どこからともなく近づいて来るスタッフは流れるように笑顔でゲストを案内して、次のスタッフへと繫ぎます。

お食事をするのにメートル・ド・テルやソムリエやシェフが贅沢をするお客さまに笑顔を提供するのは当然のこととして、肝心なのは、やはりホテルに招き入れる瞬間と宿泊している間のホスピタリティのような気がしています。

気がついたら、私もそんな扱いを受けられる年齢になっていて、ささやかながらも楽しみを味わえるようになっていました。ホテルを育てるのはゲストなので、そういう仲間入りが出来ていれば幸せだと思います。

日本のホテルの歴史のなかで、東京の帝国ホテルは、3月の帰宅困難者が溢れた夜に2,000人ものひとを無料で受け入れ食事や飲み物や寝具やタオル、さらに携帯電話の充電までしていたのだそうです。その後、お礼状やお礼の電話がひっきりなしだったそうです。さらに、そういうことが出来たのは、日頃から緻密な防災訓練を重ねていた結果だったとのことです。(PRESIDENT Onlineによる)

若い頃から、空間に贅沢をするのが好きでした。ホテルは楽しい。学ばせてくれる。心からそう思っています。

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2013.08.14

ブランディーヌ

ここ数日で作っていたロングネックレスです。

アクアマリンとルチルクオーツのネック部分、トップはふんわりしたけしパール。トップのちかくには、アクアマリンとイエロークオーツの大粒のものを加えました。けしパールがきれいに落ちるラインを描きます。

ふだんから、女性のからだのラインにきれいに沿うアクセサリーが好きで、長めのものをよく作ります。これは80cmの長さでトップ部分のリングからは30mm、フックにもやわらかな印象を持たせました。名前は『ブランディーヌ Blandine』。フランスの友人のひとりの名前です。

フランス人の名前で好きなのは、ダニエルやセバスチャン、ギヨーム。女性ではブランディーヌやアンヌ・マリー。日本語にはあまりない発音の名前に惹かれるようです。最初にブランディーヌと話したとき、「素敵な名前ね」とつい言ってしまいました。

アクセサリーの名前はどうして決まるのかと聞かれたことがありましたが、私の場合は、ほんとうに「なんとなく」です。でも、名前を付けたアクセサリーは、やっぱりとくに記憶に残ります。vegetable soup、Lumière、sainte-marie、baroqueもExotiqueも、お客さまにとっては不便かもしれなくて申し訳ないのですけれど、Cusomer's Voiceに残していただいたときには、ときどき眺めて私も楽しんでいます。

きょうも暑くなりそうですけれど、お盆をすぎれば秋の気配がちらほらとやって来ることでしょう。もう少しです。

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2013.08.13

ラ・バスティード・ドゥ・ムスティエ La Bastide de Moustiers

6月に行ったフランスで、実に3年越しの実現だったオーベルジュが、このラ・バスティード・ドゥ・ムスティエでした。

なにかを制作していても、ふと出されたディナーのひと皿から作った、 ベジタブルスープ ブレスレットを思い出してしまうほどに、今でも愛しさがつのる場所です。

最初に存在を知ったのは、2010年のことでした。coyoteという本、madame FIGARO(マダムフィガロ)、そして最近のエクラ誌にも載りました。とても遠くて、誰でもが行ける場所ではないからこそ、折りに触れて書いてみたいと思います。画像は、その、溜めていた切り抜きを集めたものです。

ちいさな思いだけれど、そのことを忘れずにいて、今だと思ったときに行動に移せるように。私がいつも心掛けていることです。そんな私のことを誰でもが分かってくれるわけではありませんけれど(笑)、まぁ良いでしょう。

明日も元気でがんばります。

一枚目は岩肌の教会に続く坂を上る途中で撮ったもの、二枚目はダイニング、三枚目は切り抜きを集めたもの。テーブルはアンティークに近いくらい古いので、ところどころはがれていていますけれど、おそらくずっと使い続けるものです。

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2013.08.07

Alexandra アレクサンドラ

フランスから帰った直後には、とにかく作りたいものを作りたいだけ、妥協することなく一気に作りたくなります。

このアクアマリンのネックレスの名前の由来は、実はパリの最も美しい橋と言われる、アレクサンドル3世橋。パリを訪れたひとのほとんどのかたの目に入るこの橋は、1900年のパリ万博のときに寄贈されました。いつ見てもほんとうに美しく、6月に行ったときにゆっくり歩く時間があり、セーヌ川の川面に橋のライトがいくつもふわっと浮かぶようで切なくなるほどでした。

アクアマリンを使ってフレーミングをしたネックレスを作りたかったのですけれど、この橋の名前をちょっと借りて、少しアレンジして名前につけようと思いました。

手仕事に終始したネックレス、個人的にもここ数点作ったたくさんのアクセサリーとともに、とても好きな一点です。秋口には、Vネックやタートルのカシミアによく合いそうです。

どうぞご覧ください。

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2013.08.04

ローマングラスのblue&green

Applejamで、少しずつ使い始めている、ローマングラス。

回を重ねて、いろいろなシェイプのものを買うようになりました。サイトでの制作とアクセサリーページ公開のあとには、レッスンでも素材として採り入れることがあります。

生徒さんと私とで、自然光のなかで静かにきらめくローマングラスを見ながら、なんだかうふっと微笑んでしまいそうな、あたたかでやわらかで時を経た生命力のようなものを眺めて楽しんだりもしています。

今回作ったのは、イスラムようなヘレニズムのような、遠い記憶のどこかで目にしたような、ヴィンテージ加工したダブルリングのチェーンと合わせたロングネックレス。長さは95cmほどあります。粒の大きさは最大のもので18mmほど、厚みは2mmから3mmほどの軽やかな粒。からだのラインにやさしく沿うように、ライムグリーンのシルク糸を使いました。チェーンに合わせてメタルのパーツを間にはさんでアクセントに。

手仕事の手間が掛かりながらも、愛しさに溢れた素材です。近日中にアクセサリーページを作ります。どうぞご覧ください。

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2013.08.03

エキゾチック Exotique ネックレス

昨日のdiaryに載せたブレスレットとお揃いのネックレス。

実は、使った素材はまったく同じです。破調になるぎりぎりのところで心地良くならんだ天然石たち。ビタースイートでインプレッシブで、ちいさな粒だけれど生命力溢れるさまは、私にとってのパリのようすそのもの。

長さは70cm。ブレスレットにして巻いてみると、4連でちょうど良い感じ。でも、夏のさらりとしたコットンのワンピースに着けてみたり、ほんとうは、グレイのカシミアのロングコートからちらっと揺れてみえると素敵だろうなと思い描いています。

来週には、アクセサリーページを作りたいと思っています。

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2013.08.01

8月は花火から

きょうもとても蒸し暑い日でしたけれど、これも一段落しそうです。

明日の関東は、30℃を切るような予報で、ほっと出来そうです。きのうもとても蒸しましたけれど、夜からお食事に出掛けて楽しいひとときを過ごしました。

ところが、しっかり落ちがありました。あっという間に二人でワインのボトルを空けたあと二軒目に移動。そこでふと「最終電車はいつか分かってる?」と聞かれて、そういえばとちょっと慌てて帰途に着きました。慣れない路線で乗り換え、なんとか電車に乗ると、思いがけないことにそれは最終電車だったのでした。

ともかくは無事に乗れたことをメールで知らせて、返信で「寝過ごさないように」とまで書いてもらいながら直後に寝入ってしまい、目が覚めると最寄り駅を二駅すぎていました。

また反対方向に乗った電車は、今度はのぼりの最終なのでした。アナウンスで「最終列車です。お乗り過ごしのありませんようご注意ください」との注意つきです。どこまでも運が良いというのかダイハードというのか、なんとか家の近くまで帰ると、長男からメールで「電車乗れたの?」とのチェック。そして、ようやくの帰宅時間は25時半。そんな一日でした。diaryの内容は、下書きしていたものを送信して載せました。

きょうは、横浜港の花火大会の日。バルコニーから撮ったものを少し載せます。残りの6枚は flickr にも載せました。画像をクリックしていただくと、拡大します。よろしければご覧ください。暗めですけれど、こんな、どこか寂しげなような日本の花火はとても好きです。

よい一ヶ月の始まりでした。

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2013.07.24

ブレスレットの長さ調整について

夏まっさかりには、ブレスレットをよく作ります。

ブレスレットを作っていると、逆にネックレス独特の魅力も感じます。ネックレスは女性のからだにそのままフィットする感じで、ブレスレットは少し離れて「どきっ」とさせるような感じです。

メイクもここ数年で薄くなったような気がしますけれど、ネックレスにも同様だったボリュームが、まとめてみんな腕先に来たようです。誰かと会話していて、ふと視線を落とすとき、目に入ったブレスレットやネイル、リングの個性にはっとすることがあります。ブレスレットを着ける瞬間に、すでに服からその分の引き算がされているようでしょう。

私がブレスレットを作るときには、私自身のリスト周りである16cmを基準にしています。作り終えたところで当ててみて、カーブの具合を確認するためです。でも、お客さまがすべて同じサイズであるわけはありませんから、サイズの調整はデザインのなかに想定しています。

vegetablesoup は、最近お届けしたばかりですけれど、お客さまのご希望により長さを+1cmに調整しました。丸カンを足したり素材を加えたりと方法はいくつかあって、今回はお任せいただいて、ブレスレットの中心にも使っているクリソプレーズのコインシェイプのものを、一番下に加えました。同じ素材を足したり、このように、違う素材でニュアンスが合うものを加えたりもしています。

ところで、私個人の好みですけれど、ブレスレットは心もちリストでさらさらとゆとりがあって動くくらいが素敵かなと思っています。どこか女性らしい、つかみどころがないようなところに惹かれます。

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2013.07.13

ベジタブルスープ

からだがほっとする、夏の三連休が始まりました。

facebookでは、お友達があちこちに出掛けたり美味しいご馳走を召し上がっている記事が投稿されています。遊べるときには思いきり遊ぶというのが私の信条(笑)、元気なひとは遊びましょう。そして、また元気に働くための、こころとからだに元気を蓄えておきましょう。

きょうもブレスレットを一点、diaryに載せたいと思います。名前は"vegetable soup"(ベジタブルスープ)です。

先月行ったフランスで、実はメインの目的地だったのが、ムスティエ・サント・マリー(Moustiers-Sainte-Marie)という小さな村にあるオーベルジュでした。実に、三冊の雑誌で見て以来、三年越しで実現した場所です。

エクス・アン・プロヴァンスから北東に80km離れていて、なんとか自分の力で行きたかったのですけれど、アクセスがあまりに悪くて5時間掛かりますというのがコンシェルジュの答えでした。流しのタクシーがないフランスで、ましてや遠い田舎、万一ストライキや電車やバスの遅延があれば立ち往生しますから、柔らかく反対されてしまいました。その時間と体力とリスクとを費用に代えて、TGVの駅まで、オーベルジュに迎えに来てもらいました。車に乗れば、1時間ちょっとです。

海外旅行でどこに費用を掛けるかは、10人いたら10通りあるのではと思います。私の場合、「どこまででも、行けるところまで行って、見たいものを見る」ことにはあまり費用を惜しいと思いません。だから、今回は迷わず、"フランスの最も美しい村(Les plus beaux villages de nce)"にも登録されているこの村に行こうと思ったのでした。そのために、今回の旅行ではオペラもバレエもコンサートもなし、ジャケットさえ持って行きませんでした。

この村のことは、まだ自分のなかで整理が出来ていないくらいに愛しいので、diaryには写真の整理と一緒に、少し先に書きたいと思います。

前置きが長くなりましたが、きょう、6月19日のdiary「 制作へとスイッチ」で少し触れていた野菜スープの写真が、思わぬところから見つかりました。どうやらSDカードを入れていない状態のコンパクトカメラで撮っていたらしく、カードではなくカメラの内蔵メモリから見つかったのでした。

そのオーベルジュの夕食でサーヴされた野菜スープの印象がなんとなく頭に残っていて、ブレスレットを作っていました。面白いので、スープの画像と一緒に載せてみたいと思います。一枚、ターコイズのブレスレットとコーディネートしたものもあります。

さりげないブレスレット、でも、上から、ラブラドライト・スピネル・イエローカルセドニー・インペリアルトパーズ・クリソプレーズ・グリーンカルセドニー・レモンクリソプレーズ・ルチルクオーツ・グリーンアンバーの、9種類の私の大好きな素材を集めています。

見てみると、スープの色とよく似ています(笑)。旅行中、唯一撮ったお料理の写真は、記録写真そのものです。

このブレスレットも、フランスの想い出から生まれたものです。どうぞご覧ください。

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2013.07.11

ブランデーオパール

暑い夏だけれど、ゲンキなブレスレットを作りたくなりました。

写真の上から、サンストーン、オレンジガーネット、けしパール、オレンジガーネット、ターコイズ、ブランデーオパール、グリーントルマネードクオーツ、サンストーン、ターコイズ、オレンジガーネットの配列。6種類の素材を使っています。

着け心地がよくて、リストに自然に沿って、そして少し珍しい素材と丁寧なワイヤーワーク。ブレスレットの制作ならではの楽しさです。異素材のバングルやシルバー925のブレスレット、シルクシフォンリボンなど、コーディネーションは多彩に出来そうです。

写真はどんどん撮っているのですけれども、撮りながら作り続けてしまっているのでなかなかアクセサリーページの公開にいたっていません。三連休の間もApplejamは休まず動いていますから、その間に進められたらと思っています。

きょうもお疲れさまでした。明日も元気にすごせますように。

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2013.06.24

Lumière(ルミエール)

フランスから帰り、お客さまにさいしょにご覧いただくアクセサリーです。

大理石のような、マーブルもようの大つぶアクアマリンを5つぶ。そのままワイヤーでくるみ、ちいさなアクアマリンと抑えたゴールドの淡水パールで作ったブレスレットです。

ころころとしたゆたかな形状をそのまま活かし、キィウイシャーベットのような、メロンシャーベットのようなデリケートな色調のアクアマリンにアーティスティックワイヤーのゴールドが映えて馴染み、いろいろな表情を持つアクセサリーになりました。

ワイヤーでフレーミングを作るスキルは、先月の、ビーズバランスさまのワークショップで教えていただいたばかりのものです。その後フランスに発ちましたが、旅先での、パリの少しくぐもったような光、プロヴァンスのあふれる光をいつも見ながら、帰ったらきっとあのアクアマリンで作ろうと決めていました。

ワイヤーは、とても太いゲージのものを使い、その色調と天然石とがおたがいを引き立て合うようにしています。ビーズホールもちゃんと開いているため簡単に外れてしまうことはなく、惜しみなく使ったアクアマリンはゴージャスでラグジュアリーだけれど、くるぶし丈のスカートの裾のようにリストで遊ぶように動く、愛すべきアクセサリーに。どこかイタリアンテイストを感じさせ、ずっと昔30年以上前に、ゴールドのアクセサリー店がならぶフィレンツエのポンテ・ヴェッキオ(ヴェッキオ橋)を歩いたときのことを思い出します。

最大のアクアマリンは26mm×18mm×厚み11mm。マンテルはクラシカルなヴェルメイユ。長さは19,5cmありますけれど、ふだん16cmのサイズの私にちょうどの着け心地です。

名前は、Lumière(ルミエール)。フランス語で「光」。ふだん使いにしていただいたり、目に付くところに置いていただくだけでも心華やぐ、とても美しいブレスレッットが出来ました。

アクセサリーページは、数日内に作ります。どうぞご覧ください。一枚目の画像は照明を使い、二枚目は太陽光で撮りました。たくさんのお客さまにご覧いただけましたら、とても嬉しく思います。

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2013.06.18

机のうえ

だんだんとアドレナリンが切れて来ました。

体内時計は時差の調整を始めているはずなのに、「もうスリもいないし置き引きもいない。生水だって大丈夫だし、日本語で話せる」というように緊張が解けて来ると、一日二日は頭のなかが真っ白になります(笑)ほぼ10日間、日本語をいっさい話さなかったのは初めてでした。

真っ白というと、そういえば、帰りに初めて搭乗時の重量オーバーに引っ掛かりました。スーツケースひとつは23kgまでに抑えなければいけないのに、計ってみたら24,3kgありました。ちょっと怖い感じのお姉さんに、たどたどしい日本語で、でも、きっぱりと「出してください」と言われたのでした。

バスソルトが入った袋を出して、そのまま通過。そういえば、今回は陶器や本も買ったのでした。バスソルトは意外に重いので、そのまま機内持ち込み手荷物に移し替えました。まだコンパクトカメラには画像が残っているし、し残したことももちろんたくさんあるのですけれども、明日からは工具を手にしようと思います。

パリは相変わらず、30℃の日や17℃の日を交互に繰り返しているようで、なかなかに体調面で厳しいところもありました。でも、きょうで机のうえはきれいになったので、明日からはしっかりします。

おやすみなさい。

画像は、まだ充血が取り切れていないほどの眩しさだった、エクス・アン・プロヴァンスでのティータイムでのiPhone画像。木漏れ日だけなのに、スポットライトを浴びたようなばらは女優のようです。

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2013.06.17

かたづけ

きょうは、朝のうちに、空港から送ったスーツケースが届き一日掛けて空にして、かたづけを終えました。

まだ、7時間の時差の名残があって、午後になるとことっと眠りに落ちそうになります。でも、早く制作に戻りたいのでその一瞬からすり抜けて、かたづけを済ませました。明日は拭き掃除をして机を綺麗にして、少しずつ頭を切り換えてゆこうと思います。

あまりにあわただしくて、diaryに書きそびれたこともたくさんありました。エクス・アン・プロヴァンスからパリに帰るTGVは19:51発でしたけれど、パリに戻ってfacebookを開いてみると、お友達からメッセージをいただいていて、ストライキが始まったことを知りました。20時からだったそうなので、私が乗った次の列車からストライキに入り、止まっていたようです。

ストライキには、事前に予告があることもあるのですけれど、今回はまったくありませんでした。もしもあの列車が止まっていたとしたら、土地勘がまったくない駅でスーツケースを抱えてどうしていただろうかと思います。旅先ではいろいろなことが起こりますけれど、でも、終わりよければすべてよし、です。

かたづけをしながらも、ちいさなちいさな出来事が少しずつ思い出されて来ます。それは、きっといつかふっと頬がゆるむようなときになったり、心がゆたかになったりする時間に変わるのだと思いますけれど、疲れたり寒かったりしたことは、あっさりと忘れてしまうことでしょう。

スーツケースがなくなって、部屋が広くなりました。お掃除をしたら、制作に戻ります。

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2013.06.15

グレン・グールド

パリは15日朝9時ちかく、13℃。快晴最高気温20℃。1€≒125.545822

友人が、私のPCにもiPhoneにもまったく音楽が入っていないと話すと、30曲くらいを集めてUSBメモリに入れてくれました。今朝のごはんはホテルのお部屋で、グレン・グールドのピアノを聴きながらいただいています。

昨日の夕食は、ホテルの近くで見つけたベトナム料理のテイクアウト。ベトナム人のマダムが温めてくれて、フルーツとビールも買って(笑)帰っていただきました。

今回の滞在では、地方のホテルは別として、友人と夕食をいただく機会が多くありました。そのほかはお部屋で。食料品のフォションも近いので、エビのサラダやサンドイッチを買っておきました。

こちらは、ほんとうに暑さと寒さがどんどん入れ替わっていて、友人でさえも熱が出たと言っています。春がなくて、冬からいきなり夏になったのだと。でも、自衛するしかありません。今もお部屋がとても寒いのですけれど、たくさんごはんを食べて自家発電。一人旅に出ると、なんでもひとのせいにしても変わらないから自分ですることを毎回学びます。だんだんと語学力がついてきて、土地勘とか判断力もついて来ました。

昨日話していた友人は、今の生活を見るととても華やかなのですけれども、初めて話してくれたことでは、すさまじい努力を積み重ねて来ていました。そして、今はこのパリで仕事をしています。みな、黙ってすべきことをして努力しながら、周りのひとの幸せと自分の幸せを大切にしています。幸福の神さまはとても忙しいから、いつまでもそばにはいてくれないのです。私はそう思っています。


「人生は一度きりだよ、楽しまないと。」と何度も言われます。追われていると、目の前の小さな幸せに気づかないでいることが多いけれど、幸せがまったくない人はいないから、それを逃さないように。ないない、と探し回る必要はないでしょう。感謝して、さまざまなよいこともそうでない出来事も受け入れながら、次に繋げることを常に考えること。そして、なによりも自分の誇りに賭けて常に誠実であること。


友人たちへの尊敬の気持ちをこめて、メモしてみました。お客さまとのお約束通り、そろそろ帰国の日が近くなっています。また、生徒さんを含め、いただいたメールへのお返事は帰国後させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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